面接対象者
技術開発本部 開発課 主任
2013年入社 大坪 麻理子さん
入社してから現在まで、開発一筋。アステックで最も売上を上げている看板商品「超低汚染リファイン」の生みの親だ。最近では第一子を授かり、仕事と子育てを両立する働くママさんだ。
顧客事業推進部 福岡営業所 所長
2012年入社 池 彰悟さん
入社からこれまで大阪・福岡で実績を積み重ね、今では数多の若手エースの中でも1、2を争う存在だ。普段のスマートな立ち振る舞いからは想像できない、お茶目な一面がお客様と後輩の心をぐっと掴んで離さない。
池さん、大坪さん、こんにちは!早速ですが二次面接を始めさせていただきます!
小池
池、大坪
はい、よろしくお願いします!
1. 仕事内容について
まずは、簡単に仕事内容を教えてください!
小池
池
営業として私が担当している既存・新規のお客様を訪問してアステックの塗料をご提案させていただいています。また、福岡営業所の所長として、営業所の月間会議の運営や進捗管理などチームの統括もしています。
大坪
私がメインで担当しているのは新材料の研究開発です。新材料を色々試してみて、塗料にどのような性能が加わるかなどの基礎研究を行っています。また、2019年から他社との共同開発プロジェクトにも関わらせていただいています。日本の工場って外壁にカビが発生しやすくてお悩みの方が多いのですが、それぞれの工場に最適な防カビ塗料をつくり、ご提案するという新しい試みです。原料メーカーと一緒に分析・研究をしています。


2. 入社1年目を振り返って
入社1年目を振り返って、どんな新人社員だったと思いますか?
鬼塚
池
当時僕は、同期の中で1番出来が悪かったですね。元気はありましたけど(笑)。パソコンの使い方すら分からなかったですし、言葉遣いもなってなくてよく注意されていました。ただ、負けず嫌いという性格もあって、自分なりに努力をしました。その結果、売上数字が少しずつついてきました。出来ないことに関しては、お客様や、先輩がきっちり指摘してくれたので1つひとつ改善できて、今につながっていますね。
大坪
1年目は良くも悪くも素直でしたね。当時は、先輩に言われた業務はとりあえず全部こなしていました。今思うと「その業務は何のための仕事?」と思うようなものも疑問を持たずにこなしていたので、そこは良くなかったなと思っています。とりあえず素直にがむしゃらに仕事をする1年目だったと思います。


3. 最もやりがいを感じた仕事
今まで任せられた仕事の中で1番大きかったと思う仕事は何ですか?
小池
池
まさに今任されている福岡営業所の所長(2019年現在)という役割です。個人の数字ではなく営業所全体の数字が私の評価になるので、ほぼ所長の仕事をさせていただいています。
任されるようになったきっかけは何ですか?
小池
池
きっかけは自分から「所長になりたい!」と口に出すようになったことですね!
自分から発信すると周りも応援してくれますし、池を所長にするためにはどうすればよいか、と一緒に考えてくれるようになります。言葉にするって大事だなと思いました。
池さんもそうですけど、他社の管理職に比べたら、アステックの幹部って若いですよね。
小池
池
そうですね。うちの会社の方針の1つが、新卒社員を採用し続けることですからね。他の同規模の会社からしたら、「こんなに採って大丈夫か?」ってくらい採用していると思います。もちろん、経験は少ないメンバーが多いですけど、その分柔軟で、世の中のニーズにすぐ対応できる組織になっていると思います。
大坪
その話に付随して、技術課では若手だけの会議をすることがあります。やっぱり、自分より経験も知見もある上司が発言すると、その意見に納得してしまうんですよね。でも、最近それではダメだということで、上司にはあえて欠席していただいて、若手から新しい意見が活発に出るような工夫をしています。
池
たしかに若手幹部が増えてきてることもあって、会社全体として「若手から何かやってやろう!」っていう雰囲気になってきてますよね。
大坪さんにとって、今までで一番大きい仕事は何ですか?
小池
大坪
入社2年目のときに関わらせていただいたリファインの開発ですかね。開発に携わるきっかけは、外壁を綺麗に保てる塗料を開発しようという話が出た中で、当時開発職を希望していたのが私だけだったというのがあります(笑)。
※「超低汚染リファインシリーズ」…アステックの自社開発製品。綺麗な外壁を長く保ち続けると人気の外壁用塗料。
開発する中で大変だったことはありますか?
鬼塚
大坪
2つあります。1つは、社内唯一の塗料開発知識のある上司が東京勤務で、その方が福岡に来るタイミングでしか打ち合わせができなかったことです。試験自体はその方と打ち合わせした通りに行っていたのですが、行き詰まったときにすぐに相談できなかったのが大変でしたね。
もう1つが他の部署を巻き込んで動かないといけなかったことです。製造設備を導入するのも初めてだったので、「どういう設備が適しているのか」「量産するにはどうすれば良いのか」など多くの部署と連携しながら対応するのがとても大変でした。


4. 仕事でぶち当たった壁
仕事をする上で直面した壁はありましたか?またどのように乗り越えましたか?
鬼塚
池
私は、会議の仕組みづくりに苦労しましたね。
今でこそ、会議中にメンバー全員からイキイキと提案が飛び交っているんですが、以前は違いました。簡単に言うと、経験年数の浅い社員が意見を出すのは難しい状況でした。みんなからたくさん意見が出る会議にするには?という観点から、進行の仕方、会議の流れ、使用する資料などを全部見直すことにしました。会議のプロフェッショナルである部長の野口さんからご指導いただいたり、本を読んだりして、少しずつ改善していって、今では会議のことならなんでも聞いてほしいと思えるほど自信が持てるようになりました。やはりつまずいたら、その分野に優れている人から教わるのが1番いいと思います。
壁を乗り越えるには自分自身の努力も必要ですが、それだけではないんですね。
私も壁にぶつかったときは1人で抱え込まず、相談することにします。
鬼塚
5.若手の頃との変化
池さんに質問です。凄いスピードでキャリアアップされていると思います。
若手の頃と比較して、自分の行動や気持ちに変化を感じたことって何かありますか?
小池
池
福岡営業所の行動理念を、「ONE FOR ALL - ALL FOR ONE」にすることをメンバーと相談の上決めたのですが、この言葉に私の考え方の変化が現れています。正直私は、「1番目立ちたい」「1番手柄がほしい」というタイプだったんですよ。営業マンなので最初はそれで良いと思います。しかし、次第にチームを持つようになりますし、後輩を育てられなかったら、最後に苦労するのは自分です。そうならないためにはきちんと教えて、ひとり立ちさせて、というのが大切です。そういう気持ちになれたのが私の中で大きな変化です。
「自分1番」から「チーム1番」へ考え方を変えることができたきっかけは何かありましたか?
鬼塚
池
後輩を育てないといけない状況になったことと、結局は育成が自分の評価に繋がると気づいたことですね。2015年に大阪から福岡に転勤して初めてできた後輩が、当初スキルも高くなくて成長しきれていないという状況だったんです。仕事を任せることが出来なくて危機感を覚えたのが始まりでした。チーム全体の達成率が自分の評価と連動することは分かっていました。最初はチームのために頑張るのは抵抗があったので、正直嫌々ながらも育成を始めました。でも、やってみたら後輩の成長やチーム目標の達成が嬉しいし、楽しい!と感じられるようになったんですよね。
6.仕事と子育ての両立
大坪さんに質問です。
大坪さんは、子育てと両立してお仕事をしていらっしゃいますね。やはり両立は大変ですか?
鬼塚
大坪
大変ですね。子どものお迎えで毎日15時半には退社しているんですが、時間内に仕事を終えられないまま帰らないといけない日が続くとすごくストレスを感じます。突発業務も結構入ったりするので、そういうときがほんとにモヤモヤしますね。
両立していく上で、会社の制度で、これが良かったなと思うものはありますか?
小池
大坪
「子育てサークル」というサークルがあります。ママさん社員がたくさん所属しているんですが、その活動でランチをするときなどに、子育ての悩みをベテランのママさんに相談して解決したりします。
「子育てサークル」では、他にはどんなことを話したりしているんですか?
鬼塚
大坪
旦那の愚痴とか(笑)。
一同
アハハハハ(笑)。
大坪
それは冗談ですけど(笑)。
最近はパパさんも入っていて、貴重なパパ目線からの意見も聞くことが出来ています。突然子どもが熱を出した時の対応とか。やっぱり仕事中に不安になったりするので、そういうときに共感してもらったりしています。


7.仕事が楽しく感じる瞬間
大坪さんに質問です。
「仕事が楽しい」と感じるときはどんなときですか?
鬼塚
大坪
以前開発した塗料に対して良いねという声をいただくときももちろん嬉しいのですが、開発中の塗料に対して期待の声をいただくときがすごく励みになるし、やる気が出ます!
あとは保育園に迎えに行って子供の顔を見るときもですね。ずっと一緒にいれるのも幸せだと思うんですけど、9~10時間子供と離れて、夕方会ったときに笑顔を見ると幸せだなと感じます。
そのときに仕事続けていて良かったなと思います。
池
私は一言「後輩の成長を感じられるとき」です!
さすが我が上司です!!(笑)。
小池
今でこそ、所長・主任の立場ですが、若手のときは私達と似た悩みがあったんですね。
上司の話を聞くと、私達もまだまだだと思います!私達も会社に貢献できるように頑張ります!
貴重なお話ありがとうございました!
鬼塚

