勉強時間を確保することです。アルバイトと授業と睡眠時間を差し引いて、自分がどれだけ勉強に時間を費やせるかを明確にしてから教科ごとに勉強計画を立てていました!

すごい!私そこまで考えてたかな~(笑)

そんなことないですよ(照)学んでいたのが『化学工学』っていう分野で、有機化学、無機化学、数学、物理も化学もあって一つを極めるというよりは色々な分野を幅広くという感じで。とにかく勉強の時間を確保しないとと思っていました。あとは、点数を上げるよりも苦手分野を作らないことを意識してました。

苦手なものを自分で見つけるのは難しそうだけど、どうやってたの?

とりあえず全教科手を付けました。そこから得意な教科、苦手な教科を区別して勉強時間の割り振りを決めてました。

へえ~!私は割合とか決めてなかった気がする。すごい!

そんなことないです(照)学生時代からなんですけど、自分で決定したことならやるんです。そしたら、いつのまにか首席になれてました(笑)

あはは!!そういえば化学って種類が多いよね。物理化学とか生物化学とか。私は有機化学を勉強してるときに「あ、これ物理化学で出たやつと繋がった!」って気づいた瞬間が楽しかったな~。

楽しいと思えるのがすごいです!大坪さんは勉強で苦労したことありますか?

試験前に集中してやるタイプだったので、友達と近所のマックで、夜から朝マックを食べるくらいまでずっと勉強してて。

え~!

「なんだこれ?」って分からないまま試験を受けるのが嫌で。教科書を何回も何回も読みなおしたり、自分で図を書いたりして、試験ぎりぎりまで粘ってました。友達と一緒だったので今では楽しい思い出です(笑)

え、テストの日に朝までやってたんですか?

うん、そうだった気がする。仕事もそうなんだけど、長くコツコツというよりは短期間で集中して取り組む方が好きで。ちなみに、下村さんは1年生の時から成績が良かったの?

2年生以外はトップでした。

すごい!(パチパチパチパチ!)

2年生はちょっと遊んでしまいました(笑)

あはは!!

首席を狙うというよりは、勉強が楽しいからとか、分からないのが嫌だ!という気持ちを突き詰めてたら首席になったということですか?

う~ん。それもあるけど、いつも一位付近にいる友達がいたので負けたくない!ってなっていました。

へえー!競争心がすごいですね!

そういう時はね(笑)

就活の時は「この会社で働きたいか?」っていうフィーリングを気にしてて。推薦リストから業種とか事業内容だけで決めるんじゃなくて、実際に足を運んで働く人とか雰囲気をちゃんと自分の目で見たかったんですよね。推薦=ほぼ内定確定だしね。

ちなみに推薦の企業リストって結構な数ありました?

推薦は40社の中から1つ選択できる状態だったかな。

すごい!

アステックを選んだのは、当時入社2年目の人事社員がイキイキとプレゼンしてすっごいかっこよかったんですよね。2年目でこんな成長できるんだって驚いて。面接でも一次から最終まで、どの社員も真摯に話を聞いてくれて、新入社員を大事にしているんだな~ってことが伝わってきたし、包み隠さないオープンな社員の人柄にも魅力を感じてました。

確かに、私も社風や社員の方に魅力を感じました。

最後はこういう人たちと一緒に働きたいなとフィーリングで決めました。下村さんは?

もともと食品メーカーの研究開発職を見ていて、実は内定をもらっていたんです。「学部卒で研究開発職に就けるなんて!」って当時は結構舞い上がりました(笑)

確かに!

それで時間が空いたので、アステックの説明会には正直、ただの興味本位で行ってみただけでした。そしたらアステックの企業理念「人こそ全て 人が企業」が、私が普段から考えていることとすごく似ていてびっくりして。そのまま面接では着飾ることなく、不思議と素のままで話すことが出来たんですよね。最終的には社員の人柄が良くて、直感でアステックを選びました。

へー!内定貰っていたにも関わらず、決断できるってよっぽどですね。

もうほんとに、周りの人全員から猛反対されました(笑)

今は品質管理職だけど、やっぱり研究開発職がしたいなとは思わなかった?

今にして思えば、研究開発職はやりたい仕事ではなかったんだと思います。「学部卒で研究開発に就職することが良い」って周囲に言われ続けてきたんです。でも、私は「ものづくり」よりは監査や検査、管理をする方が好きだったんです。

なるほどね。私も当時は研究開発と品質管理以外は知らなかったな。大学でやってた開発とか品質、分析に合わせ職種見てて「逆にそれ以外に何が出来るんだろう?」って。何となく開発を希望してました。

そうなんですね。私は逆に、色んな業界を見てました。SE職、テレビ局、医薬品、プラントエンジニア、営業とか……

え~?!

そうやって色んな業界を見ている内に、やっぱり研究開発職とか品質管理職に固まりました。

色々と見た結果、今に至るわけですね。

はい、そうです!

入社当初から品質管理がしたいと思っていたんですけど、入社3年目までは別の部署にいて。「どうしたら品質管理を仕事にできるかな?」って考えてました。

目標に向かって前向きだったんですね。

品質管理をやるには工場全体のこと、塗料の製造、出荷業務の知識が幅広く必要です。その一連の流れを学びたくて、工場で業務をさせてもらったり、開発業務をさせてもらったりしました。自分から進んで品質管理に必要な知識とスキルを磨いていった結果、なんとか今仕事にできているんだと思います。

どうして努力できたんですか?

一番は人に恵まれたからです。品質管理がしたいって上司に言ったら応援してくれて、品質管理に必要な業務を経験させてくれたり、機会があればチャンスをくれるんです。あと、大坪さんのおかげです。

わたし?

当時大坪さんが産休に入るということで、品質管理をしていた社員が大坪さんの開発を引き継いで、品質管理の枠が空いたので私になりました!

アハハ!!!運だね(笑)運を引き付けているのもあるんだろうね~。

全て周りの人のおかげですよ。大坪さんは、今に至るまでどうだったんですか?

入社当初から、人からの依頼業務は常に効率化できる方法を考えて、スピーディーに正確にするようにしていました。「大学での成績はいいのに、案外仕事はできないね」と思われたくなくて。

負けず嫌いですね…!

やってるうちに「正確さ」が得意分野だと気がついて、これを強みにして活かせないかと思ったんです。2年目から開発業務が始まって、右も左も分からなくて「まず塗料ってどうやって作るんだ?」って状態で(笑)分からないことはすぐに聞く、指摘されたことは素直に受け止めるということは大切にしてきたかな。何も分からないところからコツコツ勉強して、3年目で自社開発第一号品をリリースできました。

商品リリースは凄いです!

大学で培った学ぶ姿勢とか意欲とかが無ければ、開発を任されなかったと思う。下村さんと同じで運が良かったのもあります(笑) 下村さんはこんなことやってみたいとか夢はあるの?

品質管理を会社の一つの部署にしたいですね。品質管理として、メーカーの品質を守る最後の砦になりたいです。

カッコイイ!!ぜひ、実現してほしいです。