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自分に正直に、前向きに。 アステック初の女性社員が管理職にいたるまで

中之内紗織 (2008年入社 / 法人営業部 課長)

2008年、女性初の社員として入社。「顧客にとことん寄り添う」ことがモットーのプロタイムズ事業部 事業戦略室 副室長
この企画が決まった際、部のメンバーに「中之内さんの人生は部下としても気になる」と言われる。

やりたいことをやってきた人生

ー入社前はどんな経歴を歩まれたのですか?

新卒で入社したのは金融会社でした。3年ぐらい経って勤めていた支店がなくなると同時に転職し、ファッション系専門学校の福岡校の立ち上げの営業をしました。当時その会社に110名くらい営業がいたんですけど、入社3ヶ月位でトップを取ったんですよ。でも登るのはいいんですけど、そこから守りきるのが辛くて。上にも上がれないし、夜遅くまで仕事していて「私この仕事続けられないな」と思ってまた転職。今度はIT業界に行きました。

ー全く違う業界を転々としている中でも、共通のこだわりはあったのですか?

提案を考えて販促物を作るのが、多分もともと好きだったんですよね。それがチラシであろうがWEBであろうが、どう表現したいかだけ変えていけばいいことなので、媒体にはこだわらずやってきたつもりです。

例えば金融会社の融資課時代、どうやって売り上げを上げられるかなと考えた時に、初めてワードを使ってチラシを作ってみたんですよ。わからないなりに一生懸命作って営業に活用したら、売り上げ1位を取れて。試行錯誤しながら「今回は成功だった」「今回は失敗だった」っていうの手探りでやってました。

ファッション専門学校の営業でも、業界を魅力的に語るためのプレゼンが日々必要で、「どうやったら商品も、業界も、この人たちもキラキラできるだろうか」とずっと考えてスライドを作ってみたら、それが大当たり!販促物を作ることによって、営業とは違うやり方で顧客のお役にたてる、というやりがいが1番大きくて、それがやれる仕事というのはぶれていないですね。

ーまさに今の企画開発の業務ですね。では、アステックに入社したきっかけを教えてください。

実は、IT業界への転職がアステック入社のカギなんです。

IT企業のクライアントと話す中で「とりあえず安く作って」って言われ続けていたんですよね。私はIT業界って変化が大きく、可能性が広くて楽しいなあと思っていたので、「もっと費用と時間をかければ、もっと可能性が広がるのに、もったいないな・・・。安いだけなら作らないほうがいいのに」と感じていたんです。

そんな時に出会ったクライアントがアステックでした。

当時は今とは比べ物にならないボロボロのプレハブ事務所だったので、私もぶっちゃけ「どうせ何も知らない会社なんだろうな」と思ってたんです。でも菅原社長は「費用はかかって当然だし、安く作ろうという考えはない」って言ったんですよ。「今後ITは伸びるし投資しないといけない領域だから、良いものがあればいくらでも出すから」って。

「この社長、他の経営者と全然違うな」と思って「働かせてくれません?」て言ったら、社長も快諾してくれて。当時女性社員がいなくて「男性しかいないんですけど大丈夫ですか?」って言われたんですけど、「もうむしろそっちのが面白いし、楽しいんじゃないすかね?」っていう話をして入社しました。

アステックには、自分で仕事を作れる可能性が広がっている

ー中之内さん自ら取引先に「働かせてください」とおっしゃったんですね。入社当時、他にもでアステックに共感した点はありましたか?

正直あんまり共感できるところはなかったですね。「自創経営」もちょっとかじった程度で、まだみんなこんなに人格が整ってなかったし。笑 トイレも男女共同なくらい、環境面も決して良くはなかったですね。

でもちょっと感じたのは、自分で仕事を作れる環境かなとは思っていたんですよね。可能性は広がっているなと。自分で未来を切り開けるのではないか、という希望はありました。お金がちゃんと入ってくる仕組みを自分で作れば、やりたいことがやれる環境だなと思ってました。

ーその環境から今の体制を築き上げられたんですね。中之内さんは、当時最年少で管理職に就かれたということですがそこまでのキャリアパスは?

企画部門の立ち上げとして入社したのですが、同じ部署でも全く違う作業をする人がもう1人いるくらいで、リーダーはいませんでした。そこに1人、2人と人員が揃ってきて、部署としての体制が整ってきました。会社としてどのような商品やサービスがあり、どのような特徴があるのか、それを効果的に広告宣伝するか、まったく手付かずだったので、1から手順書も作って、気が遠くなる作業をずっとやっていました。

その成果が認められて、誕生日の韓国旅行中に「管理職へ昇格」という連絡があり、その日の夜、私はもう泣きたいって叫んでいたらしいです。笑

私が管理職にこだわるよりも、メンバーのスキルをのばしたい

ー出世したいとは思ってなかったんですか?

26〜28歳の時はあったと思います。でもどこかでピタッとなくなったんですよね。管理職になったところで自分が何になるんだろうって思っていて、管理職という立場にこだわらず、メンバーのスキルを伸ばしたい気持ちの方が強いです。

ーご自身に出世欲がない中で副部長に任命された理由はなんだと思いますか?

営業ってお客さんの声は聞くけど、エンドユーザーの声ってなかなか聞ける機会がないんですよね。でも私はエンドユーザーの取材にもかなり行って実際の声を聞いたところが結果に繋がって、評価されたのかもしれません。

 

会社が人格を育てるってすごくいいことだと思う

ー実際に働いてみてわかったアステックならではの良さって何かありますか?

みんな癖がありますよね。癖があるがゆえに確固たる意見を持ってる。でも会社にありがちな派閥争いはない。アステックに入った時は女性社員が1人だったので、初の女性社員として働くからには、よくわからない人間関係は絶対に作らない。と決めてたんですよね。結果みんなそういう思いで、人間関係は全体的にいいんじゃないかなと思いますね。

ー具体的に「よくわからない人間関係は絶対に作らない」秘訣は?

猫を被らないことですね。素で。完全に素で。人の意見に反対であれば、言いますし、逆に私の意見に反対されることもある。確かに一瞬気まずくなることもありますが、そこから後に引きずることはほとんどありませんね。常に本音でぶつかる、裏表ない社風があるからこそできることだとは思いますけどね。

ー組織的な取り組みの面で良いと思うところはありますか?

会社の評価基準の大きな柱の一つに人間力向上があり、それを育む教育体制や環境があるということは素敵だな、と思います。私も昔はとんでもなく意地悪だったんですけどね。笑

人間力を磨く「自創経営」に取り組むことにより、素敵な人物になる。そのような人財が大多数を占める会社であれば、社会環境が変わっても生き残っていくと思います。

 

自分を隠さず、言いたいことを言える主体性が1番

ーでは、今後の目標を教えてください。

いけないところではあるんですけど、この質問が1番悩みますね。新しいことにチャレンジしたい気持ちが強いんですよ。

どっかの他の部署の新入社員になって、また一からバリバリやりたいですね。その部署の人たちは絶対みんな嫌がるでしょうけど。笑

ただ部下に育って欲しいというのはありますよね。早く私を追い抜いてもらって、すごいと思うものを作ってもらいたい。自分の野望というよりは、部下の成長ですかね。

ーアステックにどのような人物がマッチするのでしょうか?

自分を隠さず、言いたいことを言える主体性を持つ人です。今までの人生の価値観や人格を急に変えるのは簡単なことではないと思うんですよ。やっぱり今まで積み上げてきた人生を否定もして欲しくない。アステックは、入社1年目から自分で積極的に仕事を取りに行けて、部下にも風通しが良く接触ができるタイプが多いので、そこにすんなり馴染める前向きな人が合ってるかなと思います。

ー最後にこれから入社を考えている人にメッセージをお願いします。

まだまだ、課題も多いですけれど男女問わず働きやすい環境は今後整えられていくと思います。私もそうだったんですが、比較的女性は1年後の目標を立てるので精一杯な人が多いんですよね。結婚も出産もあるし、5年後どういうキャリアを築いているかも見えない未来すぎて、逆にテンションが下がっちゃうんですよ。それを人事部長の今村(男性)に話したことがあって、そこから今村は女性誌を5冊ぐらい買って読んで勉強してくれて、女性にとってもありがたい制度にどんどん更新されていっているんです。男女関係なく、他の会社にあるような休みにくさは全然ないですし、そこはすごく理解がある会社だなと。

私もいろいろ聞いてくれるからこそ意見をあげるようにしています。

今後も、社員がイキイキと働きくことができる制度は提案し協力をしていきます。私自身も数年後が楽しみですし、会社の変化を楽しめる方、お待ちしています!

この数年間で会社が急成長
自分も視野を広げ成長し続けたい

吉開 正悟 (2007年入社 / 生産部 部長)

吉開 正悟(よしがいせいご)

工場運営では口を出し過ぎず自主性を尊重する

ー吉開さんの仕事内容を教えてください。

工場の運営です。当日、1週間先、1カ月先、そして会社方針に対応するために4、5年先までを見通して計画を立て、運営する仕事をしています。

ー工場スタッフの仕事内容は?

工場には3つの業務があります。1つ目は塗料の製造業務。塗料はもともと色がない無色に近いものや白色の液体です。そこにお客様のご注文に合わせて顔料を加え、攪拌して色を作ります。2つ目は塗料の出荷業務、3つ目はそれに付随した事務業務です。

ー工場での仕事のやりがいはどのあたりでしょうか。

日々の受注・出荷をやり切ること、そして生産性を上げるために目標を設定し、設備を導入したり業務フローを変更したりして、成果に結びつけることです。アステックは会社の規模としては成長段階で、設備もさらに導入していく予定です。すでに完成された大規模な工場ではなく、これから成長していく工場で自分も一緒に成長できる点もやりがいの一つかなと思っています。

ー工場内でさまざまな業務がある中で、吉開さんは何をしているときが楽しいですか。

数字を見るのが好きで、工場全体のいろんなデータを分析して改善点を考えるのが楽しいですね。1ロット当たりの生産時間や工程を改善することが売上に結びつき、会社の収益につながるので、データを見ながら優先順位を考えるようにしています。

工場内の人の作業負担を減らし、女性も働きやすく

ー工場運営において育成面で大切にしていることは?

口を出し過ぎないように、と意識しています。大きなミスや会社の損失につながりそうな場面のみ指摘します。考え方が間違っていなければ、失敗しそうだなと思っても黙っていることもありますし、できる限り主体性を尊重したいと考えています。

ー業務面で大切にしていることは?

工場での製造に一番コストがかかるのでそれを少しでも削減して、無駄な費用を抑えるように意識しています。

ー以前「クールファクトリー」という取り組みをしていたそうですが、どんな取り組みでしょうか。

見た目のかっこよさも含めてクール=かっこいいという意味で「クールファクトリー」と名付けた取り組みをしていました。まずは見た目からかっこよくしようと、社長や工場のメンバーと食事に行ったときに「ユニフォームを変えたい」と直接提案しました。私はあまりそういうセンスがないので、どれにするかはおしゃれなデザインを選んでくれそうな後輩に任せたのですよ。結果、新しいユニフォームの評判が良く、採用に効果的だったので導入して正解だったと思いました。今は、女性も現場で働きやすくすることを目標の一つとして、機械を導入して可能な限り人間の作業を減らす取り組みを進めています。これから採用人数を増やして、さまざまなアイデアを取り入れながら「クールファクトリー」を進めていきます。

先手で動いてきたことがコロナ禍でも実を結んだ

ーこの数年、アステックの成長率が著しいそうですがその秘訣は何だったのでしょうか。

塗料メーカーや塗装業界がしないこと、新しいことを先手先手で打ったことが今に繋がっているのでしょう。例えばコロナ禍以前からウェブ訪問もその一つ。当時は「なんで直接来ないんだ」というお客様の声もあったようですが、感染拡大で気軽に行き来できない時期でもウェブ訪問でスムーズにやりとりが進められて、先に動いていたことが結果的に実を結びました。もちろん製品にも自信があります。低汚染性や遮熱保持性で他社と差別化できる塗料を開発したのもやはり大きい。一番の転機としては2015年に自社製品をリリースしたことでしょう。それがなければ今のアステックはなかったのではないでしょうか。

ー採用にあたり、工場長としてこんな人と工場で働きたい、こんな人が工場に向いているというのはありますか。

アステックの工場は特殊というか、その日に何をするという指示を出しません。当日受注、当日発送が原則なので、それを厳守し自分で考えて段取りを組める人を求めています。塗料の製造もそれぞれが在庫状況を確認して計画を立て、材料の発注も行うので、指示待ち人間だと周りに置いていかれます。日々改善しようとする向上心のある人や自ら行動できる人が向いていますね。

ーアステックの最大の魅力は何ですか。

自由度の高さです。会社の方針や売上目標はありますが、例えば売上目標をどのようにして達成するかは自分たちで考えます。自由度が高い分、各自が責任を持たなければいけません。社長の人柄がそのまま出ているのか、求めるところはとことん求めるけれど、自由なところはとことん自由です。工場のスタッフ一人一人と直接コミュニケーションを取ろうとしてくれるメーカーの社長はあまりいないと思います。いつも気にかけてもらっていると感じられてうれしいですし、やりがいにつながりますね。

ー会社として、そしてご自身の目標は?

今の工場では会社の成長を支えることが難しくなってくるので、生産体制を強化したり、拠点を増やしたりする必要があります。そうなると生産能力を上げる=人財育成が必要です。自分の目標としてはさらなる上位等級へ昇格し続け、いつかは役員へ、と思い描いています。私が成長を止めてしまうと部下・後輩も成長が止まるので、社長面談のときにも「まず吉開さん自身が一番成長しなきゃね」と言われます。工場長として影響を与える立場にいて、ここで足を止めるわけにはいきません。業界や国内外に視野を広げて成長し続けます。

会社の魅力は社長と社員!
工場スタッフ座談会

工場スタッフ座談会

左から
平田/生産部 福岡工場 主任
有村/生産部 福岡工場
品川/生産部 福岡工場 工場⻑
大坪/技術開発本部 開発課 主任
道上/生産部 製作課 課⻑

まずは皆さんの入社のきっかけを教えてください。

品川 もともと親が建築業を営んでいまして、自分も建築業に関わりたいと思っていたところに、たまたま派遣会社でアステックペイントの担当をしている友人がいて紹介されたのがきっかけです。

道上 高校を卒業してしばらくフリーターをしていて、23歳の時に仕事を探そうと手に取ったタウンワークでアステックの求人を見つけました。そこにペンキの色をつくる調色作業の写真が載っていたんですよね。学生時代に美術部だったのでおもしろそうだなと思って応募しました。

大坪 私は大学時代に化学系の研究室にいて、大学院の時にアステックの説明会に参加したんです。当時はまだ塗料商社のようなイメージが強かったんですけど、説明会で「これから研究開発も手掛けていきたい」という話を聞いて、立ち上げに携われるのは楽しそうだな、と。それともう一つ魅力に感じたのが、当時の人事担当の方が入社1、2年目ぐらいの方ですごくイキイキと仕事をされていて、それを見てかっこいいなと憧れました。アステックに勤めたらこの女性のようになれるかなと思ったという、その2つがきっかけです。

平田 先輩が何人かアステックに勤めていて、家からも近いし、土日も休みと聞いて応募し、入社することになりました。

有村 大学では化学を専攻していて、就職先の候補の一つとして化学的な塗料メーカーのアステックがいいなと興味を持っていたんです。それでインターンシップの説明会に参加してみたら、他社は静かで真面目な雰囲気だったのですが、アステックだけは笑い声が聞こえて、とても楽しそうな会社だなと、さらに印象が良くなりました。その雰囲気に惹かれて選考を受けてみました。

ー実際に働いてみて、アステックの魅力はどんなところだと思いますか?

品川 比較的自由なところです。僕自身、自由な時こそ決め事をしっかりつくるようにしていて、そうすることで考える力や決断力が付くと思っています。一般的に上司から「やれ」と指示されてもなかなかやる気が出ないものだし、自分で考えて行動した方がいい結果に結びつくことが多いんですよ。そう思うと自由に仕事をさせてもらえるところは魅力的。もちろん何でもアリの自由ではなくて、最低限のルールを守りながら、覚悟を決めてやる。それが成長に繋がるのかなと思っています。

平田 似たようなことなんですけど、やりたいことをできるのがいいところかな。例えば、「作業服を変えたい」と声を上げたら今着ているものに変えてもらえたり、工場内に塗料缶をディスプレイしたいと言ったら許可が出たので飾ってみたり、そういうのも自由にやらせてくれます。

道上 彼の言う通り(笑)。

大坪 上司や先輩とも風通し良く付き合えるところでしょうか。例えば、上司だから意見を言いにくいというのも比較的少ないかな。多少はありますけど(笑)。何かあると向こうから話しかけてくださるし、気にかけてもらっていると感じています。アステックの場合は他部署の上司でもコミュニケーションを取る機会が多いところがいいですね。

有村 まだ入社3年目なんですけど、年齢関係なく社員の意思を尊重してくれる環境がありがたいです。以前、事務を担当していた時に、品質管理業務をしたいと申し出たら、新たに事務担当の方を採用して、私が希望する業務ができる環境を工場長につくっていただけました。他社ではきっとそれは厳しかったり、やりにくかったりすることもあると思うんですけど、自分が希望を伝えて、それに見合う行動をしたらやりたいことをさせてもらえるところがいいなと思います。

品川 会社としても、部としても本人がやりたいこと、好きなことができるのが一番いいんじゃないかと思うんですよね。生産性が上がるし、好きな仕事だったら、多少の辛さも耐えられると思うんですよ。そういうところはできる限り尊重したいなと思っています。

ー工場で働く楽しさはどのあたりでしょうか。

品川 楽しさ…。私はいつもプレッシャーを感じながら仕事しています。工場は、塗料を出荷してお金を生みだすという意味で社内でも重要な部署だと思うんです。プライドを持って仕事をして、苦しみを乗り越えたときに一番達成感を感じます。一方で、苦しいと感じるのは部下をうまくマネジメントできなかったとき。そういうときはすべて僕の責任です。お互いに何も言えない状況が一番辛いから、本人としっかりコミュニケーションを取るようにして、言いたいことがあればいつでも言ってほしいということは常に伝えるようにしています。

大坪 私は開発を担当しているんですけど、フットワーク良く働けるのがメリットかなと思います。開発といっても事務の仕事もあるし、いろんな業務があるのもうちの会社の特徴なんですよね。色々と任される中で、自分で計画を立てて進められるから働きやすいと思います。

有村 さっき話したことと重なりますが、自分で動いて考えて、やりたいことができるときが一番楽しいです。アステックでは、仕事で失敗しても怒られるというより、「次はどうしようか」と一緒に考えてくれる先輩ばかりで、相談しながら進めていける環境がありがたいし居心地がいい職場だと感じています。

平田 自分の業務は調色作業がメインで、あとは部下の育成をしたり、体力を使う場面も多いので自動化を取り入れたりして、一緒に働くみんなの作業効率が上がったときにやりがいを感じます。

道上 僕は、全部楽しいんですよね。今は主に販促品を作って小道具さんみたいな業務を担当しているんですけど、人財育成もしますし、いろんな業務をするんですけど、全部楽しいんです。だからあまり仕事を苦に思ったことがなくて、むしろ帰る時間を忘れてしまうという感じ。日曜の夜に明日から仕事だと憂鬱になることもないです。

こんな人と一緒に働きたい、こんな人が工場の仕事に向いているというのはありますか?

道上 「自分はこう思う」という芯がある人と一緒に働きたいです。下手でもいいので自分の考えをしっかりと伝えられる人がいいですね。

品川 僕が重視するのは、仕事以前に当たり前のことを当たり前にできる人。例えば掃除やゴミ拾いができる人。それができるなら仕事もきっちりできる人という印象があります。

大坪 開発は考えることも大事なんですけど、たまに考えすぎてドツボにはまっていくことがあって、そうなると結局は何も進まず本末転倒。やってみないと結果がわからない試験も多いので、ある程度自分で考えて、とりあえずやってみる行動力のある人が向いているかなと思います。

平田 気が利く人かな。行動を先読みして動いてくれると作業しやすいから、会話も不要なくらい気が利く人と一緒に働きたいですね。

—大坪さんは子育て中のママ社員ということで、アステックの働きやすさや産休・育休制度などについてどう感じていますか?

大坪 開発職で産休・育休を取得した人がこれまでいなかったので、今は私の意見も参考にしてもらいながら会社の制度やルールがつくられていく状況なんです。私自身も模索中ではあるんですけど、例えば、時短勤務を30分区切りにしてほしいとか、16時30分までの勤務にしてほしいといった希望も叶えてもらい、ママに配慮された職場環境だと感じています。技術開発本部にパパは結構増えてきたので、私に続くママも出てきてほしいですね。共感できる人が同じ部署にいるとお互い心強いですし、応援していきたいです。

皆さんがアステックの最も好きなところをあげるとしたらどこですか?

品川 僕は社長ですね。正直、社長のことが大好きだから仕事を続けている部分があります。経営者として言ったことを必ず行動に移すところを尊敬していて、器の大きさを感じます。

道上 社長に叱られたら落ち込むけど、何かどこかに愛を感じるんですよね。愛情深い人だから。

平田 昇格制度がやりがいにつながっています。昇給も自分の頑張り次第だと思うと目標設定もしやすいです。

大坪 私自身は働く上で、仕事内容より人間関係を重要視しているので、やっぱり人が魅力だと感じています。遠距離通勤をしているんですけど、人間関係がいい会社だからこそ辞めずに続けられています。

有村 大坪さんと同じで、人が良いところに一番魅力に感じます。今入社3年目で、工場のことしか分からないですけど、雰囲気が良いのと、人間関係で悩むことなく仕事ができる環境で、人に恵まれていると思います。

ーこれからやりたいことや目標はありますか?

品川 今、会社の業績が絶好調で、3年以内に100億円の売り上げを目指し、これから工場も広くなっていくと思います。もし新工場を建てるなら、普通の企業じゃ考えられない遊び心がある工場を建てたいですよね。そして、体力的、制度的にも女性も働きやすい環境を整えることで、さらに業界シェア率を伸ばしていけると考えています。

有村 今、品質管理の仕事も担当しているんですけど、品質の不具合があったときに今は先輩たちに助けてもらいながら対応しているので、自分一人でも処理できるよう力を付けていきたいです。

大坪 後輩にママさんが出てきたときに、ママでも研究職を続けられて、塗料を開発していける雰囲気や体制づくりに取り組んでいきたいです。

フラットな環境での自社開発。
情報システム部・副部長が語る、チームとしてのやりがい

松本聖司 (2014年入社 / 情報システム部 システム2課 課長)

松本聖司(まつもと さとし) 2014年入社。
塗装業界用アプリ開発実装の立役者。
冬は暇さえあれば雪山にでかけ、それ以外はアウトドア・テニスとスポーツ大好き。
怒った所を見たことが無いくらい温和な性格

自社システムの開発に力を注ぐ

__今、情報システムチームは何名くらいいるのですか?

松本:今はチーム全体で17名、社員が日本人5名と、ベトナムメンバー7名、パートナーさんが5名います。

__松本さんがアステックに入社した理由はなんだったのでしょうか?

松本:前職の頃からITを使って業務を改善したり、新しいツールを入れことに面白みを感じていたというところもあって、自社で情報システム部門を持っている会社を探していたのですが、福岡で探してもなかなかないんですよね。

で、アステックの面接を受けた時はまだ社員が120名くらいで、その1割の方が情報システムにいたんです。情報システムチームがあるって言うだけでも珍しいのに、かなり力を入れているところがすごく魅力的でした。

面接を受けたら、会社としてフランチャイズも展開していて、その事業で使うシステムを開発しているとのことでした。それだけ多くの人員をかけているし、システムに対して社長含めて上層部の理解があるというのが、すごく新鮮な感じでした。それが、アステックでやっていきたいと思った理由ですね。

__入社されて7年目ということですが、これまでに壁にぶち当たったことはありましたか?

松本:ありますね。仕事をしていると山あり谷ありで、もう走りっぱなしです。やることがてんこ盛りで、後はどこまでやるかみたいな感じです。

楽しい反面、うまくコントロールしないとどっかで無理をすることになってしまいます。きちんと優先順位を決めて一つ一つ実行して、いかに実績に結び付けていくかがすごく大事ですね。

仕事の幅の広さを面白いと思って、前向きに捉えられる人にはとても良い環境だと思います。

フラットで意志が尊重される風土

__情報システムチームにとっての一番の成果は何でしょうか?

松本:お客さんが楽になれる何かが提供できたら、それが一番の成果ですね。だから社内業務を改善して、今まで5時間かかっていたことが、1時間でできるようになったらすごい成果だと思うし、今は『現場ポケット』と言う新しいアプリを作っていますが、加盟店さんにも使ってもらって「とても使いやすいね」と言ってもらえるとすごく嬉しいです。

__日々の業務で大事にされていることは何でしょうか?

松本:心がけているのが、柔軟性を持つことです。エンジニアの方ってよくも悪くも今までずっとやられてきているので、自分なりのプライドとか、設計理念とかを持たれているんですよね。

そういうところはお互い理解して、じゃあ1回やってみようかとか、建設的な会話をしてうまくやっていければすごくプラスになるし、味方になることもできると思います。逆に相手の思いを否定しちゃうと絶対うまくいかないですね。自分もずっとエンジニアをやってきたので、どっちの気持ちもわかります。

__そこが、円滑にチームで仕事をしていくコツなんですね。新卒の社員については、入社後どのようにスキルアップしていくのでしょうか?

松本:技術力を持った中途社員が多いので、そのメンバーをロールモデルとして、本人の意向を聞きながら、一緒にスキルアップ計画を立てています。

会社全体に影響力を持てるやりがい

__松本さんの具体的な業務内容を教えてください。

松本:業務改善アプリやシステムを複数開発したり、ECサイトの運用をしたりと、幅広くやっています。チームをまとめる立場でもあるので、各プロジェクトの進捗や進め方を確認しながら、うまく回るよう調整しています。

__プロジェクト管理をするうえで、どんな苦労があるんでしょうか?

松本:何度も予定を組みなおさないといけないことですね。複数のプロジェクトを同時進行させるので、綿密に計画立てをしています。それが方針変更で優先順位がガラリと変わった時は、それはもう大変で。一つ変更すると他のプロジェクトにも影響が出るし、色んな部署の社員と再調整が必要になりますし。正直またか…と思う時もありますが、手を止めたらプロジェクトも止まってしまうので、めげずに急ピッチで計画を組みなおしています。

__これから入社する方に向けて、メッセージをお願いします。

松本:自分から手をあげて、やりたいことに挑戦できるポジティブな方であれば、ものすごくやりがいを感じられる会社です。

アステックは特に“想い”を大事にしています。人柄や積極性などを評価する風土があるので、そこに共感していただける方と、ぜひ一緒にやっていきたいなと思います。

__最後に、情報システムチームとしての将来の展望などを教えてください。

松本:ITは、業界・業種・職種関係なく役立てるもので、大きな影響力を持っています。社内外問わず、塗料塗装に関わる全ての商品・サービス・情報・業務を、システムで繋げるようにしたいです。

塗装業界に特化したアプリ開発。
ITで現場の効率化を実現

デジタルマーケティング部×情報システム部対談

左:猪口 正弘(いのくち・まさひろ)2010年入社。デジタルマーケティング部部長。
一見物静かでクールだが、大の猫好き、話しかけると意外と話す。
アステックで最もWEB関連の情報に詳しい。

右:松本聖司(まつもと・さとし) 2014年入社。情報システム部副部長。
冬は暇さえあれば雪山にでかけ、それ以外はアウトドア・テニスとスポーツ大好き。怒った所を見たことが無いくらい温和な性格

現場を効率化するアプリ開発

__お二人の部署では、新しい企画を進めているとお聞きしましたが。

松本:新しいアプリの開発ですが、試行錯誤を繰り返しながら、リリースすることができました。

__どういったアプリなのでしょう?

松本:塗装現場で働く職人さんに向けたアプリです。

猪口:塗装現場と会社の情報伝達をスムーズに行うことに特化しています。現場の職人さんや営業さんは、お互いに写真を送り合ったりするんですが、アナログな手法で受け渡しをしているのでやりとりに時間がかかったり、データを紛失してしまったりすることがあるんです。そのような問題を解消するためにもこのアプリを作りました。

その他には連絡事項やお客さんに言われたこと、現場の場所について、関わる全員がここで共有できるようになっています。

塗装業界は未だにかなりアナログで、現場住所をFAXで送ったり、写真データをEメールで送信…ではなくSDカードを郵送したり、ということも行われています。ですので、時短や生産性の向上をITで支援するということを弊社のミッションとしてもやっています。

__現場からも、効率化したいという声が上がってきていたのですか?

猪口:もちろん、そういうご相談もありますね。

松本:業界のプラットフォームを担っていきたいという会社ビジョンの実現のために何ができるかという第一弾としてこのアプリ制作の話が出てきました。

猪口:現場の方たちは、アナログなやり方でも問題が起きていないという理由から、今のままで良いと言う方も多いです。どちらかいうと、アプリを取り入れたりするのに手間が増えそう、面倒そうというような抵抗感があるんですね。そういった意味では啓蒙も含めて行う必要があるので大変ですね。

__でも現場の人達もどんどん若くなっていくと、受け入れられやすくなるのではないですか?

猪口:はい、最近は経営者の方も世代交代で若くなってきて、以前よりも受け入れられやすくなってきていると感じます。

松本:今はこのアプリを、受け入れてくれる会社とそうでない会社が二極化しているのは事実ですが、いずれはほとんどの塗装店が活用している、という状態にしたいですね。

データを蓄積し、塗装業界のプラットフォームに

__リリースしたばかりですが、次の企画などはありますか?

猪口:もともとこのアプリは、塗装業界のITプラットフォーム構想のスタートに過ぎません。このアプリを多くの塗装業の方々が使うことによって、さまざまなデータを蓄積していきます。塗装業界の現場も含めたビックデータが集まれば、アプリのさらなる改善やマッチングなどのデータを活用したビジネス、塗装業向けの受発注システムなどの開発に活かすことができると考えています。

__このプロジェクトは実際どれくらいの期間かかっているのですか?

松本:最初は外部のコンサルの方にも入って頂いて構想を練っていました。その期間だけで1年くらい。トータルで2年くらいですね。

__開発メンバーは何人くらいですか?

松本:十数名はいますね。

__完全に社内の人間だけで作られているのですか?

松本:はい、そうです。私は以前、似たようなアプリを作っていたこともあったので、そういう技術はあったのですが、アプリに特化した経験を持たれた方が入ってくれると、すごくプラスになると思います。

__企画者と開発者の間で意見が食い違うことなどはありますか?

松本:いい意味で、意見がぶつかることは良くあります。

猪口:お互いの立場があり、考え方もそれぞれなので、企画は企画の、開発には開発の都合や視点があり、意見が合わない事は多々あります。ただ、向かってる方向は同じなのでそこをどう着地させるかということが大事になってきますね。

松本:そういう意味でもITプラットフォーム構想の中で、我々がどこを目指していくかきちんと定まっているので、みんな同じ意見でぶつかってきてくれるので、より良いものになっていくと思います。

猪口:当社のビジョンは「塗装業界のThe Everything store」です。塗装業の方が必要なものは全て提供する。そして、そこには塗装業界の発展に寄与したいという想いがベースにあります。他社の施工管理システムは建設業全般がターゲットになっていますが、当社は塗装業界に特化して、業界の方が使いやすいアプリを作っていく塗装業の方がみんな当たり前に使っているというコンセプトでこれからもやっていきたいと思います。

顧客だけでなく、業界全体に浸透するプラットフォームをつくる
──情報システム部座談会

情報システム軍団座談会

左:松本、中央:平田、右:白木

バックグラウンドを活かせる環境

__情報システム部の皆さんは、どんな業務をされているのでしょうか?

平田:塗装店向け業務システムのペイントブレイン、プロテックコネクト、現場ポケットをより良いシステムへと発展させて、塗装店の業務効率化を図っています。

__アステックに入る前は何をされていたのですか?

平田:僕は、ATMだったり、自動改札機、携帯電話の充電器などのシステムをずっと作っていました。17年くらい続けた後、iPhoneのアプリ開発を5年くらい経験しました。そこからはずっとアプリケーション系がメイン業務です。

白木:私も隣の平田と経歴がまあまあ似ていて。ネットワーク関係で基地局をやりながら、スマホのフィーチャーフォンやガラケーの中のソフトウェアの組み込みなどをやっていました。

元々、外注のエンジニアを抱える会社で、経営層のお客さんのところに入り込むパートナー企業として働いていたのですが、自社の社員として働きたいなという思いをもっていました。

あと、ベンチャー精神じゃないですが、大きなところに入ってひっそりとやるよりも、私が入った7年前はまだ100名きるような社員数だったアステックで、システムエンジニアとして何か大きいことがしたいな、という思いで入ったのが経緯です。

白木・情報システム部 システム開発課 課長。物静かな風貌に熱き魂が籠もっている熱血漢。 趣味は、アウトドア。家族との登山が何よりもの楽しみである。

顧客の声を直に聞けることがやりがいに

__アステックでの仕事のやりがいはどんなところでしょうか?

松本:1番はお客さんが喜んでくれるということがやりがいなのかなと思います。塗装会社との距離が近く、お客様の感謝の声を直に聞いたりすることもできるので、それが一番のやりがいですね。

平田:アステックはユーザとの距離が近いので、その声を聞く機会は予想よりも多いと思います。良い声を聞いた時はやっぱりやっててよかったなと思いますね。

松本:営業の社員と一緒に同行させてもらったりして、直接訪問する機会もありますし、自社でそういういった企画から開発運用サポートまで一貫してできているところが良いなと思います。

白木:あえて違うところを言うと、前職ではパートナー企業としてクライアントから言われるままにプログラミングをしなければならないことが大半でしたが、自社社員となると自分で考えて好きに作れるというところも、アステックで感じられるやりがいかなと思います。

__お客さんに喜んでもらえるように、と自分で考えながら作ることができるということですね。

白木:そうですね。以前の職場では、クライアントの要求に対して首をかしげたいところや、ストレスになることも当然あって、そういうところは変えていきたいなと思ってました。やっぱり自社社員の強みは、自分たちである程度自由に作れるというところだなと思いますね。あとは、自分でこうしたいという意思を表せて、それを許容する社風があることも大きなやりがいにつながっているなと思います。

__給与や評価はオープン化されているんですか?

松本:会社として明確な指標があります。あとは、アステックでは基本的に個人の意思を尊重する社風なので、昇給についても自分で希望を出したり手を挙げることが大事だと思います。

半年ごとに目標と評価基準を自分で決めて、それを達成したら昇給していく仕組みです。指示されるのではなく自分で決めるので、納得感があると思います。

松本・情報システム部 副部長。

目標は、業界ナンバーワンのプラットフォーム

__アステックが“自創”している会社だ、と感じるエピソードありますか?

白木:比較的若手の女性社員が夜遅くまで疲れも見せずに仕事に没頭しているところを見ると、自分の成長のために時間を使っているなと思いますね。

平田:あとは、半年ごとに具体的な目標を設定して、各々が責任もって進めているところが自創なんだろうなと思います。

松本:自創するために、ランクアップノートという目標管理ツールが提供されるのですが、熱心に書いている人ほど成長しています。いち早く力をつけるのに最適なツールの一つだと思います。

平田 誰に対しても裏表なく、ITに精通していて周りから頼られることが多く、おまけに面倒見が良い。 カメラにはちょっとうるさい。

__これから成し遂げたいことなどはありますか?

松本:塗装業界に関わる人全員が喜んでくれるようなものを作りたいですね。私たちが開発したシステムを業界ナンバーワンにして、それが塗装業界で当たり前に使われているものにしたいです。

白木:アステックは塗料メーカーとして、遮熱塗料ではシェアナンバーワンを誇る会社になりました。そして業界ナンバーワンのメーカーを目指して順調に上がってきている状況です。私たちは、この業界のITプラットフォームのナンバーワンとして皆さんに使われる存在を目標として常に精進していきます。

「自分の正義を学び、人間力を磨ける会社」社内で1番アツい人間の持つ想いとは。

石橋知晴 (2011年入社 / プロタイムズ事業部 部長)

鹿児島県出身。「社内で一番熱い人間」と言われる。趣味はラーメン屋巡りで、自身のFacebookページには「イシバシュラン」と称して、300杯以上のラーメン記録がある。

借金、挫折、倒産、波乱万丈の転職歴

__石橋さんがアステックペイントに入社するまでの経歴を教えてください。

石橋:今の私のバックグラウンドとして、建築・不動産業に長年携わってきたという点があるので、そこからお話します。

学生結婚していた私は、新卒のときすでに家族を養う立場でした。「お金を稼がないと!」という思いもあり、ブティックの経営を始めたんです。ですがうまくいかず、23歳で1000万円程の借金を背負いました

その後は、とにかく稼げる住宅塗装会社の営業職に。厳しく数字を求められるバリバリの営業会社でしたがそこで成績をあげて、24歳で支店長に昇格しました。ですが年上の部下を抱え、今度はマネジメントに苦しむことになります。

__どのようなマネジメントスタイルだったのですか?

石橋:当時は、成績が上がらない社員に対して、灰皿は投げる、スリッパは投げる、ガムテープで電話を手に巻きつけられる…というスパルタの世界。マネジメントの経験などない私は、そういったやり方を真似することしかできず、退職者が続出、部下たちから非難を浴び、自分のチームを上手くつくることはできませんでした。

結局、お金を稼ぐことはできてもハードワークに耐えられずに退職し、工務店転職。そこでは、マンションの設計プロジェクトを担当し、不動産会社や金融機関との折衝を行っていました。しかし2010年のリーマンショックのとき、会社更生法の適用を受け、早期退職制度により退職することになります。

会社は社員を守れるような状況ではなく、1000人程の社員が一気にリストラに合い、どん底に突き落とされましたね。会社が潰れるというのは、それくらい大きなことなのだと実感したこの出来事は、とても大きな経験となりました。

そして、大型ホームセンターの商材導入の営業に転職しますが、ここでは自分の学んできた不動産や建築の知識をまったく活かすことができずに、短期間で退職してしまったんですよ。

__新卒で自営業、マネジメントの挫折や会社の倒産を経験し、4社目でようやくアステックペイントに出会うわけですね。

石橋:長い道のりでしたね(笑)。

「力を貸してほしい」社長の姿勢と熱意に心を打たれ

__入社の決め手は何だったのでしょうか?

石橋:入社して何をやるのか、という具体的な業務のイメージよりも社長の熱意に惹かれました。。

建築系や不動産などのアステック以外からも内定は出ていたのですが、どこも「採用してあげる」という上からのスタンス。でも、当社の社長からは「ぜひ力を貸して欲しい、石橋さんの力が必要だ!」と言われ、この言葉が心に刺さり、入社を決めました。

__入社後、どのような仕事に従事されたのですか?

石橋:とにかくフランチャイズ加盟店様の利益を上げるために、がむしゃらに行動しましたね。塗装ビジネスのフランチャイズ展開という成功モデルがない事業では、トライ&エラーの連続、しかし、ポジティブで物怖じしない自分の性格には合っているところもあり、一つずつ成功を積み上げていきました。

もちろん、慣れない出張が続いたり、経営の数字を見て計画を立てたりなど、頭を悩ますことはたくさんありましたね。ただ、自分の弱みをカバーしてくれる同僚や部下、能力よりも人格を評価してくれる上司がいることが大きな支えとなっていました。

挑戦したことに対しては、思うような結果が出なかったとしても、絶対に責められるようなことはありません。これまでに経験した職場と一番違うのはそこですね。

失敗から学んだ、意欲を引き出すマネジメント

__アステックペイントに入社して、ご自身の中ではどんな変化がありましたか?

石橋:仕事の考え方が“自分中心”ではなくなったことかなと思います。過去の職場でマネージャーとして失敗した経験を思い出すと、当時は自分中心の仕事の仕方だったのだとわかります。

自分だけが営業成績を上げればいいのではなく、チームのみんなに成果を出してもらわなければいけない。そのためにはどうすればいいかを考えるようになりました。

__今はさらに全体を取りまとめるポジションということですが、マネジメントをする立場となり、大事にされているのはどんなことでしょうか。

石橋:基本的には意欲を削がないことが大事だと思っています。

ほとんどの若手社員が、成長したい、売上を上げたい、会社に貢献したいと思ってくれています。それなのにマネージャーが「あれはだめだ、これはするな」と言ってしまうのではなくて、意欲を引き出すために「どうすればいいか」を考えることが大事だと思います。

「そう思っているならこうやってみようよ!」と声をかけて、挑戦する意欲を一緒に高めていきたい。それが、昔マネジメントで苦しんでた経験も踏まえて今一番大事にしてることですね。

「ただ仕事ができればいい」ではない。人格を重視する評価制度

__石橋さんから見て、アステックペイントはどんな会社でしょうか?

石橋:基本的にいい人ばかりです。会社が大事にしている考え方として「自創経営」があり、仕事ができる、だけでは大きく評価されません。向上心やチャレンジ精神があるか、謙虚な姿勢で物事を見ることができるか、などといった人格的な部分も備わって、大きな評価につながります。

なので、仕事の実務を抜きにしても、“人としてできている”そういう人が集まった組織だなと感じています。

__社員で一番熱い男、といわれているそうですが。

石橋:部下への愛情表現が暑苦しいからですかね(笑)。基本的に、面談でもストレートに物事を言ったりします。「あなたのことが本当に好きだから」とか「一緒に仕事をしたいから」という思いを伝えてその上で、「こういうチャレンジをしたらどうだろう」と提案したり。そういった表現が「熱い」と言われている理由かもしれませんね。

__感情的に怒ったりという場面もあるのですか?

石橋:感情的になることはほぼないです。ただ、部下を叱ることは当然あって、それは誰かに迷惑をかけたときや、ルールを守らないときなどですね。それは自分自身が守ってきたことなので、ちゃんと言うようにしています。何か失敗した部下に対しては咎めることよりも、その失敗を次にどう活かすかという話をします。

基本的には楽観的なので、何か問題が起こってもポジティブに捉えています。苦手なことがあれば周りでカバーし合っていければ良いと思いますし、苦手なことは、仲間に頼み助け合う社風がありますから。

自身の“人間的成長”を願える仲間と

__アステックペイントに入社してからの10年間は振り返ると、どのような感じでしょう?

石橋:入社前までは転職歴もたくさんありましたが、入社してからはやりがいを持ち続けて、一度も転職も考えずに気がついたら10年経っていました。本当にあっという間でしたね。

__石橋さんにとって、アステックペイントはどんな場所でしょうか。

石橋:自分にとっての正義を学べる会社です。人の悪口を言わないこと、謙虚であること、挨拶ができるか、など人間としてのベースの部分を大事にする会社なので、何か行動をするときの判断力が自ずと養われますね。

そういったことを年を取れば取るほど忘れてしまうのが人間ですが、この会社では仕事を通して常に、人間的な部分が磨かれていく実感があります。

なのでぜひ、人間的にも成長したいという意欲のある方と一緒に働きたいですね!

__今後の目標はありますか?

石橋:お客さんの幸せと、一緒に働く仲間の仕事を通じての幸せを、経営サイドから実現していくこと

当社と取引をしたことによって、業績が上がった、悩みが解決した、会社が大きくなった、従業員が増えた、従業員の給与が上がったなど、取引先の会社の成長を実感できることは大きなやりがいに感じています。

また、いっしょに働く仲間の成長も目標のひとつです。当社での仕事を通じて、前向きに生きることが出来る、仲間と共に切磋琢磨出来る、会社や社会に貢献出来る、私生活も豊かになる、といった幸せの実現をサポートしていきたいですね。

未来永劫の成長のため、
アステックが徹底する自創経営とは

社長×人事スペシャル座談会

左:菅原徹(すがはら とおる)
  アステックペイント代表取締役。
  口癖は「楽しくなければ仕事じゃない」「未来永劫の成長」

右:今村嘉将(いまむら よしまさ)
  2009年入社。常務取締役。
  熱狂的なホークスファンで心から野球を愛する人物。
  固そうな見かけだが、実際はおおざっぱな性格。
  

顧客と同じレベルで社員の満足度を突き詰める

ーまずは創業のきっかけから教えてください。

菅原:私が前職でオーストラリアから日本に建材を輸出する仕事をしていた時、まだ若いけど急成長してる面白い塗料メーカーがあるという噂を耳にしたんですよ。私はその時塗料の流通ルートは無知でしたが、どうしても興味があって直接訪問しました。すると代表のマーク・ウォーターズ社長がすごく情熱的な方で。流通ルートがないにも関わらず、マーク社長と一緒に仕事をしたいがためにアステックペイントオーストラリアの塗料を強引に日本に持ってきて販売開始しました。上司も「やれるもんならやってみろ」と言われながらも、日本での売上は芳しくない。販売をやめよう、という話になったので「私が責任をもって引き継いで独立します」と言ってアステックペイントを創業しました。私はその時、ちょうど30歳でしたね。

ーマーク・ウォーターズに惹かれたポイントは具体的にどんなところでしたか?

菅原:自分の仕事に対してすごく誇りを持って働いている姿に憧れましたね。僕はこんな情熱を持って仕事したことないなと。僕もかなりの仕事人間で、仕事量では誰にも負けていない、と思っていたんですよ。ただ、ウォーターズ社長は15歳で塗装職人になって、22歳位の時にオーストラリア・アデレードで最も大きい塗装会社を創業。そして、自ら完璧な塗装工事を求めた結果、塗料から作ろうと創業したのがアステックペイントオーストラリア。この情熱あふれる人物の作ってる商品だったら間違いないだろうと勝手に思いました。

ー直感が働いたんですね。アステックの「会社の成長ストーリー」を見ると、創業の次に書かれているのが、2006年の福岡本社水没に関してなのですが、この時の心情はどうでしたか?

菅原:台風で塗料が水に浸かってしまって。でも、そういうのって仕方がないじゃないですか。自然災害って自分の責任でもなければ前日に完璧な対策をするのも難しい。だからもう、「どう回復しようかな」っていう発想に切り替えましたね。精神的なダメージはほとんどなかったと記憶しています。

ー仕方のないこととはいえ、潔い!次にあるのが、2008年の幹部一斉退職。この原因は何だったのでしょうか。

菅原:災害は仕方ないですが、これは理由は明確。社員が辞めるのには100%経営者に問題があるんですよ。その時はまだ社員が10名もいないような小さな組織の時で、共に創業した私の同級生と当時の営業部長とトップ営業マンの3人が一気に辞めたんです。忘年会で「みんなで頑張ろう」って言ったばかりなのに、翌日「辞めます」と退職願を出され、ドラマみたいでしたよ。

ー忘年会の翌日ですか!さすがにショックですね。

その時は、「なんだよ、それ!」って感情的になりましたね。でも、どれだけ頭を下げても彼らが退職の意志を撤回することなかった。よって、全てを受け入れて、調色から営業、技術研修会の講師もやりながら、また1から創業した気持ちに戻りました。その気持に戻るうちに、ある日、ふと気づいたんですよ、「俺の考え、判断が一番正しい」っという気持ちで常に社員に接していたな、と。でも皆にも皆の考えがあって、僕はその時忙しさの中で彼らの意見に付き合うのも面倒に思ってしまっていた。「つべこべ言わず、俺が言ったとおりにやってくれ。その方が結果が出るから」と言ってたんですよね。そして、そのようなことが積もり積もって、やりがいをなくし、「ついていけない」と感じて辞めていったと思うんです。その時に初めて「自分自身が反省して、自分が変わらなきゃいけない。」と感じました。そして、社員がいなければ何もできないことに気づいて、顧客満足度向上と同様、いやそれ以上のレベルで社員満足度向上を求めていこう、と決意しました。

ー企業理念の「人こそすべて、人が企業」も社員第一を突き詰めた結果というところでしょうか。

菅原:そうですね。創業したときに経営理念を作らなきゃいけないと思ったんですけど、全然見つからなくて。でも無理に見つける必要もないな、と思って、自分の腹に落ちるものが見つかるまでは経営理念を設定しないって決めていました。そして、ある本を読んでいる時にこの言葉を見つけて、「これしかない!」と。

それと同時に人事の必要性を感じ、今村との出会いに繋がります。

 

自創経営徹底のきっかけとなる出会い

ーお互いの第一印象ってどんな感じだったんですか?

今村:最初は単純に背が高い社長だなと思った。(笑)会社説明会で出会ったのですが、なんで自分が説明会に呼ばれたかは今でもさっぱりわからないです。総務・経理の募集なのに、私は履歴書に何一つそれを書いていない。なのに何故か呼ばれてしまった。当然周りはみんな総務・経理経験者ばかりで、塗料にも興味がなかったので「帰ろうかな」と思ったんですよ。でも社長の話にすごく引き込まれてしまったんです。「社員が会社を作るんだ、社員と顧客を天秤にかけることはできないかもしれないけど、やはり、社員のほうを優先すべきだと考えている」とはっきり言われたので、すごく新鮮だったんですよ。今までこういう考えをする経営者と出会ったことがなかった。良い意味ですごく珍しい方だなと思いました。「もしかしたら、到底できないと思っていたようなことができる企業かもしれない」とワクワクしたことを覚えています。その後「自創経営」のランクアップノートを掲げて、「弊社の考え方はこれです」って言われた時に「だからか」と。私も以前より「自創経営」を勉強していて、強い会社を作るにはこれしかないと思っていたんです。この会社は自創経営を徹してやろうとしているんだ、だったら、やってみたい。私ならばできる!と思った。もちろん、根拠は何もなかったですけどね(笑)

ー今村さんは、面接で他の応募者が「総務できます」「経理できます」って言う中で、「自創経営できます」って言ったそうですね。

菅原:そうですね。今でも多くの経営者が知っているものじゃないんで、これが「出会い」なのかな、と思いましたね。初対面だったのですが、本気で自創経営をしようとしているっていうオーラも出てますし。なので私の中では決まりでした。話をする中で芯の強さを感じましたし、任せられるなと確信しました。

ー菅原社長と今村さんで意見がぶつかることはあるんですか?

菅原:ありますよ。たまに大きな意見の衝突もありますね。

今村:基本的な考え方は似ているんですが、ちょっとした言葉の掛け違いで意見の衝突が生まれる。だから、二人で話すときは本音で話しましょうとお互いに決めていますね。目指す方向は同じだけど、行き方が違うことはよくありますので。

「伝える」と「伝わる」って違うんですよ。私は菅原社長と話すときだけでなく「伝わる」ということをとても重視しています。。

自創経営を浸透させるため、自己評価制度を導入

ーここから、自創経営においての具体的な取り組みについて触れていきます。まず、ランクアップノートはどのくらい前から導入されているんですか?

菅原:2008年に自創経営に出会い、その浸透にためにはランクアップノートを活用することが大原則なんですよ。だからノートの導入は自創経営とセットなんです。

ランクアップノートは、「自らが成長する」ために計画、実行、反省するセルフマネジメントの実践ツール。このノートを使いこなすことができる社員が増えれば、成長するし、結果会社が成長し、強くなる、と確信たので、必ず浸透させたかったんです。

ー毎日記入して目標管理をするんですね。導入に苦労されたのではないですか?

今村:当初はなかなか定着しませんでしたね。「なぜ書かなきゃいけないのか、別にスケジュール帳があればいいんじゃないか」って言う声が多かった。実際書かなくても仕事はできるし、成果もそれなりにでるんですよ。しかし、菅原社長も私も「社長や会社の考え方が浸透した社員が過半数を超えたときに会社が大きく変わりだす」っていう自創経営の浸透のために根幹となるランクアップノートの導入は必要不可欠ということで、粘り強く続けていました。ただ、実際私も自創経営を知ってるだけで、導入のやり方なんて全くわからないんですよ。どうしたもんかなぁと悩んでいた時に、社長がぶつぶつと「浸透しないのは、評価が結びついていないからだと思う」とつぶやかれたんです。その時に「これだ」って頭の中に電球が浮かびました。そこから、1年くらいかけて評価制度を整えて、2011年の4月から自創経営を土台にした評価制度を導入したんですよ。。

ーそこで取り入れたのが自己評価制度ですね。評価制度とノートを紐付けて、具体的にどんな変化がありましたか?

菅原:成長スピードが画期的に違うことに本当に驚かされました。当社の新卒2年、3年目には、僕が同期だったら絶対にかなわない人がゴロゴロいます。若くても社会人として私が心から尊敬できる社員が多いんですよ。明確な目標を立て、その目標に対して日々向き合って、努力をしている。そして、周りの人から支えられながら、自分の後輩にも教えながらで日々成長しますので、びっくりするような人財がどんどん育ってきています

ーこれからますます楽しみですね。

菅原:本当に楽しみなんですよ!うちの会社、そして私自身は、「未来永劫の成長を求めたい」とよく言っています。未来永劫ですから、非現実的かもしれません。でもそれを求めていきたいんですよ。今の時代は70歳まで働く時代です。もし会社の成長が止まってしまったら、本人も成長できない。そうすると、給与が止まります。育児や介護など、いろんな事情を抱えた社員もいる中で、全員の生活が危ぶまれることになるんですよ。成長し続ける組織だからこそ、社員の人生の幸せを実現できる環境があるんです

求められていることを少しずつクリアして、社員の成長に繋げる

ー社員の幸せというところにちなんで、福利厚生を意識しだしたのはいつ頃からですか?

今村:一気に整えたのではなく、社員の要望に少しづつ対応していったら、いつの間にかこんなに増えてしまった、という感じですね(笑)。

菅原:社員にすごく喜ばれたのはリフレッシュ休暇。1年に一回10連休を強制取得しなければならない、という制度を導入したんですよ。それは結構勇気を振り絞ってやりましたね。

今村:リフレッシュ休暇は私と社長が制度を決めたんですが、全社員から反対されたんですよ。

「顧客を抱えているのにそんなに休めるわけがない」「それで業務がまわるのか?」と反対意見が強かったですね。しかし、リフレッシュ休暇には狙いは2つあって、一つ目は単純に10連休があるとちょっとした異空間を体験できる。10日間もあれば海外旅行に行って、異文化を知ることが出来る。2泊3日の弾丸ツアーでは異文化には浸かれない。5日でも厳しい。

もう一つの狙いは、10連休が絶対だ!となると、必然的に自分が抱えている業務を吐き出すんですよ。やっぱり休みの時って会社からなにか連絡があるとイヤじゃないですか、特に上司からとか(笑)。海外旅行に行って電話もメールも通じない状況だったら、吐き出さざるを得ない。そうすると結果的に助け合う文化が生まれてきた。「あの人リフレッシュ中だから、この仕事引き取ろうね」とか。良い制度になりましたね。

菅原:グループ会社がタイにあるので、東南アジアの旅行には補助金もつけるんですよ。

個人で行けば3万円で家族で行けば5万円。一般的なツアーだと6万円程度かかるので、会社が半分くらい補助することになる。今後のビジネス展開を考えると東南アジアは魅力があるので、今のうちに触れて欲しい、という点で促進しています。

ー他にもうまく機能している福利厚生はありますか?

今村:社内サークルは結果的にうまいこといきました。1人につきサークル活動費を5000円会社から支給しています。1回は社長にダメって言われたんですけど、私がどうしてもやりたくて。私は草野球の監督をやっているんですが、「私の草野球に入った社員は辞めていませんし、世代を超えた人間関係が構築できます」と訴えたんです。共通の話題があると、何かあったときに自然と上下関係もなくなってすごく話しやすくなるんですよ。そのような効果があるのであれば、サークル制度を導入する価値がある、と認めてもらえました。社内サークルで社員同士のコミュニケーション量も増えたし、横のつながりができてきたので、導入してよかったな、と改めて感じています。

社長:福利厚生の導入も今村にほぼ任せています。私は会社が成長して、社員が成長していくことが幸せにつながるって考えているので、成長につながる手立てはすごく真剣に考えます。出来ることは可能な限りやりたいという思いが強いですね。ただし、社内サークルは最初は成長とは結びついてるとは思えなくて乗り気ではなかったのですが、人が辞めていないっていう話を聞いて興味が湧いたのでOKを出してしまいました(笑)

横の繋がりを大事に、将来を考える

ー福利厚生も、やはり成長に繋がることを意識しているんですね。成長を支援するところですと、いろんな種類の研修が豊富にあると思うのですが、中でも珍しいものについて教えてください。まず、釜飯研修というのはどんなものですか?

今村:釜飯研修も自創経営の一貫です。新卒3年目のメンバーでやっているのですが、入社して各事業所・部署にバラバラになった同期が3年経って集結して、文字通り自炊させるんですよね。失敗すればいいのに、みんなおいしいやつ作ってくるので面白くないんですけど。(笑)もともと入社2年目を対象に、1泊2日で自分自身が将来どんなことをやりたいのか自由に発想させたんです。ただ2年目だと「空想」なんですよね。まだ知識も経験もないので、全然地に足がついていなくて、ただ「羽ばたく」ことがいいことなんだという誤解を生み、これはいけないなと、ある程度社会人基礎能力がついている入社3年目対象に変更しました。3年生向けに、自分の将来の幸せを考えるのは大前提のもと、会社を変化させていくために今の自分たちのレベルでできること、将来プラスになることを考え、そこに自分の夢を連動させよう、という研修に切り替えたんです。会社を他人事ではなく自分事として考えられる研修になりました。社長の都合が合えば、1日目の夜にお酒を交えながら「僕らこういうことやりたいんです」とプレゼンをします。社長の「それいいね」という言葉に勇気を与えられて、社長が良いと言っているのに、やらないと言う選択肢があるの?と背中を押される。この研修をすると一皮むけてきます。

菅原:本当に価値ある研修ですね、あれは。ちょうど3年目ですから、一通り覚えてきていろんなものが見えてきて、「こんなんでいいのかな」とか「この先どうなるかな」っていう不安が出てくる時期でもあるんですよね。そんな時に、バラバラになった同期にようやく会えるので、話したいこといっぱいあると思うんですよ。同じようにみんないろんな立場で苦労しているって言うこともようやくわかって、同期だから助け合うじゃないですか?二日間いろんな議論して、一緒にご飯食べてお酒飲みながら話をするという、すごくいい時間ですね。

ー温かい研修ですね。次に、横串研修とは?

今村:横串研修は、4等級から5等級に昇格して、マネージャー職になりたい人のための研修で、1年間通してやるのですが、ずっとひとつの部署にいると、どうしても自分の部署のことしか考えられなくなる。仕方がないことなんですけど、ただ我々は一体となってやるというのがテーマなので、5等級、課長になるいろんな部署の人たちに「会社に対して我々が最大限貢献できる事はなんだろう、横の連携を使って成果を出すっていうのはどういうことだろう」というのを1年間かけて話し合ってもらいます。同じ試験を受けている仲間なので、結束も強くなっていきます。

ー未来会議についても教えてください。

今村:未来会議はまだふわっとしてますが、マネジメント層から経営層に行く人たちがやってるものですね。最初は一度きりの予定で、横串研修と同じように集まって「新しい価値を生み出さないと僕たちの未来ないよね」って言う話をしてもらったんですけど、それが結果として続いている。今はもう、技術部と営業部を巻き込んで、営業部長が中心となって朝勝手に集まって自由活発に会話をしてますね。成長を求めている以上、等級が上がったとしてもまだゴールではないので、もっと成長してもらわないと困る。それを若い人たちからも学びなさいということを一貫して、指導はするけど上だと思わない、下から学ぶと言うのは大切だよ、っていうのはずっと貫き通してます。

ー自創経営っていうのを掲げて、社員が増えていく中で苦労した点はありましたか?

菅原:新卒を多く入れ始めた時期ですね。社員が50人くらいしかいない時に3年間で約20人ずつぐらい新卒入社して、全社員合わせて100人くらいになった時期、彼らに自創経営を通じて成長を求めていく中で、それを直接彼らに教えるマネージャー層がほとんどいなかったんです。僕とか今村とか部長が数人いるくらい。上がちょこっといて真ん中がいなくて下がいっぱいいるっていうかなりいびつな組織でした。それでも苦労しながら何とか乗り越えてきて、今、当時新卒で入社してきたメンバーがマネージャークラスになり始めて、ようやく強い組織になっていけるんだろうなと思っていて、それがほんと楽しみ。感覚的には、ようやく成人になれたって言う感じですね。

ー自創経営の考え方が浸透した社員が育っているということですね。その中で、今乗り越えるべきところはありますか?

菅原:今の課題は、新卒入社した社員の割合が全体の50%を超えてきて、括りでいうと昭和時代の古いタイプと平成時代の新しいタイプに分かれていて、お互い全然価値観が違うと思うんですよね。お客様にも年配の方が多いですし、今のマネージャークラスはそういったお客様にもご対応してきて、それはそれで成長していきましたし。

組織の中で価値観の全然違う世代がどんどん増えてきて、平成の中でも世代間ギャップがあって。7年前に入ってきた若手と今入ってくる若手は全然違うんですよ。古いままの価値観に若い層が合わせていくと、「こんな価値観ではやっていられない」と、辞めていく人が出てくるんですよね。そうじゃなく、入ってきたばかりの1年生の価値観を、当然経営者も勉強して学ばなきゃいけない。今からちゃんと勉強して、全員が常に最先端の価値観に合わせていくことを最近意識し始めています。そうすると会社全体が常に同じ価値観で会話も出来ますし、お客さんからもさすがだなと言われるふうになりましたし、そういう文化の会社にしていきたいと思っています。

今村:そういう新しい価値観を持ってる人にどれだけステージを提供できるかっていうところですね。古い感覚で言うと、「そんなの自分から掴み取れよ」っていう感じだと思うんですけど、そういう価値観を22年間受けていない人たちじゃないですか。それを入社1年間で変えて適用できる人たちは何割かしかいない。だからある程度、そういうステージをこちら側で準備して、選択肢を与える。ただ、与え続けても甘えた人材にしか育たないので、いくつか準備した中で、ある条件をクリアしたら目標にたどり着けるような、「厳密なルールがあるゲーム」というイメージを描いています。うちの自創経営を学んでいると、ある程度経験値を踏んだらレベルアップ出来るという仕組みに応じて、一心不乱に努力するので、「ゴールできた。じゃあ次のゴールはここだ」と成長していく。あとは、社長と私、部長達がどれだけそれを準備出来ているかが大事になってきます。若手が部長・課長になったときに、今の私たちの背中を見て準備しだすじゃないですか。となると、どんどん最先端の価値観を取り入れられ、新しいベンチャー気質を持った企業になると思っている。まだ完璧にはできてないので、この会社でやれることがもっと沢山あるっていうのを見せて、アステック面白いな、アステックに入って幸せだなと思ってもらえるようにするのが課題ですね。

全社員が同じ気持ちで成長し続けられるように

菅原:今は若手の成長スピードが速いんですよ。昔は2等級とか3等級に上がるのがすごく大変で、中に落ちる人もちょこちょこ出たり、結構苦労したんですよね。3等級の課題のハードルも昔より上がってるんですけど、最近の若手は軽く乗り越えてくる。4等級はさらにハードルが高くて、3年連続落ちることもあるんですけど、今の若手はきっとクリアしてくるんですよ。それを見ているので、今の4等級や5等級はものすごいプレッシャーの中やっているでしょうね。

今村:等級試験のレベルを落としたら会社の成長が止まるので、上げ続けなきゃいけない。でも、上げ続けてるけどクリアをする。自力で手を挙げて受ける制度になってますので、自己申告制度という制度はほんとに良い制度だなと。やりたいという意思があるから、厳しい質問されるってわかっていてもチャレンジしますので。

ー若手のレベルが高いと、40代の人達は必死にアップデートしていかなきゃならないですよね。

菅原:その場に留まるなって言ってますね。そこは若手のためのポジションなんだから上に行けと。私自身も、誰よりも成長していきたいと思っていますし、同じように全社員に求めていきます。経営者本人が貪欲に成長している姿を見せて、みんなにも奮起してもらうと言いますか、同じ気持ちで成長しようと言い続けてるんですよ。

今村:いろいろ社長のアウトプット量が多すぎて困るんですよね。(笑)新しい情報が入ってきたら、場合によっては180度変わる場合もある。固執する考えは全くなく、常に最新の情報をもとに判断するので、かなり考え方とか行動は変化されてる。変化は成長ですから、要求レベルはどんどん上がってる。社長は基本的に1年目4年目だろうが同じような感覚で、「ここが考え方が足りないからもうちょっと考えてきて。ここ考えたらいいよ。」と多少言葉を選びながらでも、甘くは話さない。ものすごく鍛えられると思うし、情報が常にリフレッシュされていくので、それはやっぱり学ばなきゃいけないとと思ってます。

ー今村さんも負けていないのでは?

今村:私自身は、インプット量では他のメンバーに負けないようにしようと思ってます。

新聞も本も読むし、若者の文化も取り入れてやろうというような事はしています。若い子ってどんな音楽聞くのかな?若い人たちが読む本ってこんななのかなぁとか、そんな単純なところからですね。若い人達とは6年前ぐらいまではあんまり話したがらなかったんですけど、おじさんなんでね。こんな男と話して何が楽しいんだろうと。ただ、これはいかんなと思って、こんな考え方するんだ!と言うのをとにかく聞いて受け入れようと思っています。自分が正しいと思ったら、昭和の典型的なおじさんになってしまいますので

管原:メイドカフェにも行ってなかった?

今村:それは行こうとしたけど勇気がなくて行けなかったっていうやつです。(笑)

本気で自己実現ができる場を提供したい

ーさまざまな面で新しい価値観を取り入れているんですね。改めて、採用サイトに訪れる方々に伝えたいことお願いします。

今村:自己実現をする覚悟があるか。その覚悟がある人たちには、最大限のステージを提供し、共に歩みます。覚悟と、一生懸命やっているかと言う部分は自分自身に問い続けて欲しいですね。一生懸命やった結果だったら、それはそれでいい。過程をものすごく重視しますので、どっかで手抜いてたり、考え方が中途半端だと厳しく言います。過程がうまくいっていれば大体うまくいきます。そういうのは求めていきたいですね。

菅原:来てもらう以上は自分がやりたいことができてとことんやってもらって会社と共に成長していく。そんな場を提供したいですよね。

「私も働ける」のモデルケースに。
働くママさんインタビュー

菊竹紀子 (2013年入社 / 経営管理部)

2013年入社。2児のママ。
社内の「ママサークル」の代表。元気ハツラツな笑顔で生き生き働く姿が魅力的。
会社のロゴをバックにした写真撮影時の一言「こういうのやってみたかったんです!」

「子供が風邪をひいたら即帰って下さい」柔軟な対応が入社の決め手

ー菊竹さんは入社時にすでにお子さんがいたそうですが、アステックに入社したきっかけは?

面接で「子供が風邪をひいたら即帰って下さい」と言われたのが決め手になりました。

転職の時は他にもいろいろ受けたんですけど、「1歳の子供がいて、風邪をひいても私しか見る人がいなくて」と言うと、「あぁ、じゃあごめんね」って面接でバッサリ言われることがあって。そんな中でアステックは「いいよいいよ。その時は遠慮せず休みなよ。」と言ってくれた唯一の会社だったので、入社を決めました。

保育園で熱が出て、すぐ迎えに行かなくちゃいけない時もあるじゃないですか。それを受け入れてもらえないと辛いですよね。うちみたいに「早くお迎えに行ってあげてほしい」って言われると、生活的にも気持ち的にもすごく楽です。

ー現在、子育てをしながら働いているママさんは何人くらいいるんですか?

小学生以下のお子さんのママは10人くらい。ママさんにとっては子供が小さいと休みがちになったり、フルタイムで働くのは難しい人が多いし、人によって家の距離も違います。この人は近いから5時ぐらいまで働ける、ある人は3時までしか働けない、というそれぞれの事情にも柔軟に対応しているので、すごく働きやすくてママさんがどんどん増えていっています。

同じママの立場で悩みを聞いて、改善していける環境

ーママサークルの代表をされているそうですが、立ち上げたきっかけを教えてください。

2017年に、私が第二子を出産してちょうど復帰したタイミングで社内サークル制度が出来ていました。ママさんが社内に増えていく中で、私も何か集まってランチとかしたいなぁって思って立ち上げました。

ーサークルではどんな会話をしていますか?

例えば、夜ご飯のメニューどうやって考えてる?とか、ほんとに世間話に近い感じですね。

時短レシピを教えたり。あと朝の子供の準備って時間かかるじゃないですか。朝起きてからの流れや寝る準備がどうやったらスムーズにいくかなど、家事のお役立ち情報をシェアしてます。

ー仕事面の相談もあるんですか?

サークルの場では軽く触れる程度ですが、3ヶ月に1回、社内で定期的に面談をするようにしてますね。そこで「最近休みがちだったけど、子供の体調不良だったの?」という話をしたりします。時短制度を使っているとはいえども、やっぱり仕事ってどんどん増えていくんですよね。私が経営管理部という部署にいるので、「切羽詰まってない?業務もみんなとシェアできてる?」という現状の悩みから今後どうなりたいかまで、私を通じて上長に言うのが私の役目かなって思っています。人事にも報告すると、「それじゃあこうしようか。」「逆にどうしたらいい?」と前向きに考えてくれます。

ー仕事の悩みも同じ立場のママさんに相談できるのはすごくいいですよね。

「わかるわかる」って共感できるんですよね。結果、解決しなかったとしても、誰かに言って発散するだけでも気持ちが楽になると思います。

サークルとは別の話になるんですが、先日「能力はあるけどフルタイムで働けないが故になかなか就職できない」という経験をしたママさん達の採用イベントに参加しました。

再就職を希望するママさんたちが、ステージ上で「私、こんな能力があります」ってスピーチするんですよ。企業も20社くらい来ていて、いいと思った人がいたらその場で面談して、採用に結びつけていくというイベントでした。

ー素敵なイベントですね。

意欲的なママさん達の話を聞いて、凄く刺激をもらえました。
あと、子育ての経験って仕事にも通じるところがあると思うんですよね。マネジメントとか、マルチタスク能力とか。

普段いうことを聞いてくれない子どもに対して「この言い方ならおとなしく言うこと聞くなぁ」とか伝え方を工夫してみたり。

そこにパパの管理も入って、2人をマネジメントしていく。パパにはいつもと言い方を変えてみたら、すんなり家事を手伝ってもらえたり。子育てをする中でマルチタスク管理能力っていうのは結構ついてくるものがあるので、「自分なんか、子育てしかしてなかった」と思っている人もいるんですけど、「いや子育てってすばらしいことですよ」って逆に言ってます。

どんなライフステージでも、生き生き働けるように

ーママではなくても、そういった取り組みが社会に与える影響は大きいんじゃないでしょうか。

そうですね。例えば、今はお子さんがいなくても、「ここだったら結婚して出産しても続けられるんだ」っていうモデルケースになっていると思います。

男性からも「色んな働き方を提供してもらえると、男性側からしてもいい会社だと思うんだよね」と言われることもあります。なので、今後もいろんな悩みを抱えている方への支援制度も作っていきたいですね。ママさんだけではなく、介護など、いろんなライフステージに対応した仕組みを作っていきたいです。

ー様々な事情に悩むことなく、ライフステージにあった働き方ができるのは素敵ですね。最後に、菊竹さんの今後の目標を教えてください。

自分が生き生き働くことで子供に「お母さんかっこいいな、働くってかっこいいな」って言ってもらえるようになりたいです。

昇格試験制度があるので、ある程度子育てが落ち着いたら上を目指していきたいです。

実際に、高校生のお子さんがいるママ社員さんが、1年前くらいに昇格試験を合格されていて、その方から言われたのは、「子供が小学生になったら勝手に遊びに行きだして自分の時間が出来るから、そのときに試験を受けるのがチャンスだよ」と。その方をロールモデルにしています。

ーそういう先輩がいると、「私もいけるんだ」ってかなりモチベーションアップしますね。

全力で子育てしながらキャリアアップを目指せる環境に行きついて、アステックとは本当にいいご縁でしたね。

想いをかたちにするデジタルマーケティング部。
業界のIT化を牽引する存在を目指して

デジタルマーケティング部座談会

左:前田、右奥:大川、右手前:梅本

webを通して企業の価値を上げる

__デジタルマーケティング部の役割を教えてください。

大川:顧客が抱えるwebの課題を解決することが私達の役割です。

__具体的にはどんな仕事をされているのでしょうか?

大川:お客様のホームページから集客数を増やせるように、加盟店様のサイトと競合サイトを比較してアナリティクス分析をしたり、「こういう見せ方にしませんか?」という提案をしたりして、コンサルのような仕事をしています。

前田:私は年間、20,30件くらいのサイトを運用していて、新規で作るのは月に4,5件くらいです。写真撮影をして、テンプレートのベースを作り、それを元にいろんな加盟店さんにカスタマイズし、アップしていきます。

業界的にはIT化が遅れていることもあり、だからこそ私たちが牽引していきたいです。他社がやっていないことに挑戦しようという雰囲気は、アステックの社風そのものでもあります。

__部が設立されてどのくらいなのですか?

梅本:2019年の6月くらいからです。それまでは制作とコンサルもまとめて担っていたのですが、それぞれ要望が多くなってきたので、担当社員を分けて専念できるような組織体系に変わりました。

前田・2019年入社。アステックの企業理念への共感は厚い。 寡黙で真面目な仕事人だが、お酒が入ると陽キャラに変身するとのうわさも・・

__皆さんの入社の決め手は何だったのでしょうか?

大川:私は前職で、web制作会社のディレクターや、通販会社のweb担当者といった、web関係の仕事を経験してきました。なので、転職先では事業者側としてwebを活用し、企業の価値を上げていきたいという思いがあり、入社を決めました。

現在は、webサービスを通じて、加盟店様のお悩みを改善するための提案を日々行っています。

前田:私の場合は、転職の目標のひとつに「環境を変えること」、「より大きな経済圏へ進出する」というものがありました。福岡市で仕事を探す中でアステックと出会い、「ITで塗装業界を牽引していきたい」という企業の想いに惹かれたことや、自創経営を軸とした今まで味わったことのない環境に飛び込めることに魅力を感じました。

選考の過程で、面接が2回あったのですが、その時面接して頂いた方に「必要とされている」という感覚があって、面接官の人柄も私の中では入社を決めた理由のひとつですね。

大川・2018年入社。誰とでも出会って一秒で仲良くなれる。 通称「コミュ力おばけ」彼の周りには常に笑顔がある

常識にとらわれず、自由に発言・実行ができる環境

__現在されている具体的な仕事内容を教えてください。

前田:私はプロタイムズサービスに加盟してくださっている加盟店様のサイトの構築や保守・更新を主な担当業務としています。もう少し細かく私個人レベルまで落として説明すると、業務を進行する上でのSVや加盟店の窓口、制作の進行管理などを行っています。

__転職されてきた方もいらっしゃるようですが、他社と比べてアステックペイントはどんな会社ですか?

大川:思ったことを言いやすい環境がある会社です。会社として「どんな意見でも新しい風として入れていく」という方針があって、思ったことは周りを巻き込んで実行に移したりしています。

__最近新たにやってみたことはありますか?

大川:『社内ダーツ』を設置しました。よく仕事終わりに梅本さんと2人でダーツに行っていたのですが、それを会社の人をどんどん巻き込んで行くようになって、ダーツが会社にあったらやるんじゃないかと思い、「設置していいですか?」と上司に聞いたら許可がでました。

大川:一応それが社内のコミュニケーションツールの1つになって、新しく入ってきた社員も「ダーツやってるんですか?やりたいです!」といった感じで月1でお酒飲みながらやっています。

__社内でお酒まで飲めるんですね!

大川:一応お酒は許可制にしてます。勝手に飲んじゃうと絶対に歯止めきかなくなるので(笑)。どんどん盛り上がって「ダーツサークル」もできました。

梅本:社内で声を掛けてみると、新入社員でも「ダーツやってました!」っていう子も意外といて、新卒と中途の壁を越えてコミニケーションが取れるようになりましたね。

梅本・2015年入社。凝り性で、好きなことにひたすら没頭する。 社内結婚で奥様は同期。毎日夫婦揃って出勤する姿は微笑ましい。

塗装業界の顧客を、webにどう呼び込むかを考える

__仕事をしていて楽しい!という瞬間はありますか?

梅本:デジタルマーケティング部はお客様と接することが多いので、よくクライアントさんに電話をして、 今の課題やwebに関する相談をいただきます。じっくりヒアリングして、解決方法を提案するのですが、ちょっとでも悩みを解決できたり、お客さんから「この間はありがとうございました」とお礼の言葉をもらったときにやりがいを感じます。

__業界としての課題はどんなことだと思われますか?

梅本:塗装業界って、エンドユーザーの年齢層がだいたい40〜80歳くらいの高齢の方なのでそもそもあまりwebを見ないんです。いかにそういった人たちをwebで呼び込んでいけるかというところが課題になってきます。

いろんな施策を考えてweb以外にも地域限定のチラシやテレビCM、看板や新聞の広告など、いろんなメディア活用しています。

想いに共感し、自発的に挑戦できる仲間と

__今後一緒に働く仲間として、どんな人に来て欲しいですか?

大川:「こんな事をやってみたら面白いんじゃないかな?」と自発的に考え、それを実際に行動に起こせる人が良いですね。主に加盟店さんのビジョンをヒアリングして、それをwebで実現するのが私たちの仕事です。加盟店さんを訪問して、代表の方の想いを直に聞き、共感して一緒に歩めたら良いなと感じますね。

__今後挑戦したいことなどはありますか?

大川:直接的に売上に貢献できる部署にしていきたいという野望を持っています。具体的には以前の経験を活かして、通販をやりたい。制作は営業に比べると、自部門で売上を作っていくのが難しいかもしれないですが、塗装に関連する販売を事業化して、売上の一部に貢献することが出来たらいいなと思っています。

前田:制作チームを他のweb制作会社に負けないレベルにまでしたいですね。そうすることで純粋にweb制作の技術を評価されて、お客様に選ばれるようになるんじゃないかと思います。

大川:色んなアイデアを形に出来る方を求めています!異業種での経験も活かしつつ、積極的にチャレンジが出来る環境なので、一緒にやりましょう!

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一緒に成長していく仲間をお待ちしています!

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